製 品 紹 介
国内外の電気炉、苛性ソーダ電解プラント、黒鉛化炉、アルミ精錬プラント等に使用される大電流母線の設計、製作、据付工事全般の業務、国内では90%以上のシェアがあります。 将来の発電設備といわれる核融合発電の高温プラズマを閉じ込める超電導コイルへの給電用導体の設計、製作、据付工事等の実績があります。 66kV~500kVの電力会社変電所での据付工事、民間工場の66kV~275kV変電所の設計、機器調達、据付工事迄エンジニアリングを含む幅広いサービスを提供しています。

水冷式 銅ブスバー(電気炉用直流導体)130kA
塩水電解で製造される苛性ソーダやチタニウムの触媒として使用される塩化マグネシウム等を製造する際、10kA~200kAの大電流が使用されます。
このような大電流を通電する回路をシステム設計から、製品の製作、現地での据付・調整までを行い、顧客のニーズにあった製品を納入いたします。

空冷式 アルミブスバー(プレハブ加工)
※上記の写真は製作事例

電流測定用 直流シャント(10~40kA)0.5級
大電流を測定する機器として、CTやシャントが多用されていますがCTは周囲の磁界に影響されることから精密な電流を測定することが困難な場合もあります。また、シャントを使用しても30,000A程度の大電流になると温度上昇が大きく精密な電流が測定できませんでした。
従来のマンガニン抵抗に導電率の良い銅ブロックを使用し、温度上昇の低減とマンガニンの精密温度変化を捉えることで30kA時においても0.5%の誤差で測定できるシャントを開発し、納入いたします。

電流平滑用 直流リアクトル(10~40kA、30~400μH)
整流器で交流から作られた直流電源は完全な直流波ではなく、6相整流時においても、多くの交流分が波形に混じっています。この交流分やスイッチングサージのような大きな電流波形変動により周囲の設備に悪影響を与えたり、整流器の素子であるサイリスタを壊してしまうことがあります。
直流リアクトルは、これらの悪影響から設備を保護します。また、水冷リアクトルにおいても従来品のような水漏れ等のない肉厚の大きいアルミ溶接品で製造しており、運転コストの低減とメンテナンス上も大きく簡素化されます。

地下鉄止水開閉用 移動剛体電車線
※上記の写真は据付事例

アルミニウム フレキシブルブスバー
※上記の写真は製作事例

水冷式 銅パイプブスバー(電気炉用交流導体)40kA
※上記の写真は製作事例

銅鉄クラッド鋼 導体支腕(40~60kA)
※上記の写真は製作事例

電気炉導体支腕給電用 水冷ケーブル
※上記の写真は納入事例

接点稼働型 直流大電流切替器(90kA~180kA)
黒鉛電極を製造する黒鉛化炉においては、電極の熱伸びを吸収しつつ大電流を通電させることがあり、また、数少ない電源で多くの炉に給電させることで設備コストを抑制することができます。
これらのニーズに応えるべく、大電流を通電しながら通電距離の変化に対応し、さらに電源切換も可能な「接点可動型・大電流切換器」PATを開発しました。この製品により従来の高価な大電流フレキシブル導体が不要となり設備コストを大きく低減させることが可能となりました。